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氷竜の創作部屋

創作(一次・二次混同)の中でも特に小説を掲載

ドランザニア-世界の誕生2

アルカトラスとシアは、神界を旅発ち。その下に広がる虚無の場所へとやって来た。
この場所は、かろうじて空間というのが定義されている状態で。時間の流れなどは一切ない。
この空間で、まずアルカトラスが言ったのは

「きちんとした空間の定義を創ろう」

というものだった。
シアもそれに同意し、二匹は互いの力を合わせこの虚無の場所に空間と言う定義をはっきりと定義させた。
これにより、虚無の場所はちゃんとした無限に広がる空間へと変化。
たまにシアの力を借りながらも。アルカトラスは創造の魔法で空間と化したこの場をいじり続け、宇宙と似た空間を創り出す。
その次に、アルカトラスは朝と夜が来るのに不可欠な太陽と月も創ったのだが。その時の余剰の力で様々な星が無数に誕生した。
世界創造の最後の決め手となる、生命が宿るための場所。地球とよく似た惑星をアルカトラスはシアと共に創造。
これにより、ようやくドランザニアと言う世界の形が明確になった。

ちなみに、当時のこの惑星はようやく地表が冷えて大雨が降った後の地球のように海に囲まれた星だった。
二匹はその惑星へ降り立つと、アルカトラスは陸地を創るために何か所かの海底を広範囲に渡って隆起させ、シアは海に微生物を誕生させる。
その間に、アルカトラスはこの惑星に四季をもたらすために一周して準備。すぐにでも陸地に生命が栄えられるようにする。
それから数日が経過し、シアは次に陸地にも生命を誕生させた。この時陸地に誕生した生命は昆虫や植物、そして海と同じく微生物。
しばしこれで様子を見ようと、アルカトラスとシアは生命が誕生したばかりだが一応栄えている陸地の北西あたりに自分たちの居住地を構えた。
ここが、後に光竜王国セイグリッドとなる場所となる。
そしてアルカトラスは、世界の中心付近辺りに見上げられないほど巨大な木を植えた。
これは後に世界樹と呼ばれ、この世界のバランスを保つ柱と魔力を供給する源となる。

それから長い時間をかけて少しずつ少しずつ、シアは様々な生命を誕生させた。
海には魚などの海洋生物などを、陸地には昆虫を餌とする小動物や新たな植物に昆虫など。
アルカトラスも、仕事をしていないわけではない。
世界の様子を管理しつつ、環境をいじったりして生命がより栄えやすい状態や生命が活動するのに適切な環境へと持って行く。
新たな生命をシアが生み出す度に、アルカトラスがそれに応じて必要ならば世界の環境の調整をする。それが2000年ほど続いた。
その作業が2000年ほど続いたある日、シアはこんなことを言い出す。

「そろそろ人間などを誕生させよう」

アルカトラスはこれに同意し、知的生命の誕生に向けてシアと三日三晩話し合った。
その結果、人間の他に亜人や竜を含めた幻獣とまた新たに動物を誕生させることで話に決着はつく。
実行は翌日の日の出とともに、二匹はそう決めてその日は寝てしまう。
そして翌朝、起床してすぐに生命創造の魔法の準備をするシア。アルカトラスはそれを失敗しないように監督し、サポートする。
最初に誕生したのは、数百人の人間と亜人たち。次に竜を含めた幻獣が同じ数ほど、最後にそれ以外の新たな動物が誕生した。
これによって誕生した者たちは、ある程度自然の中でも生き抜いて行けるような知識などを根底に埋め込まれていたので放置していても問題は無い。
一部は新天地を求めて遠くへ旅立ち、一部は近くで生活を開始、そして残った者たちはアルカトラスとシアの二匹に付いて行くことになった。

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

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